◆委員(井上ノエミ君)
私は7月3日に行われた区民文教委員会の視察で、すみだ郷土文化資料館を見学する機会がありました。とても分かりやすくすみだの歴史が展示されており、興味深く感じました。しかし外国人の観光客にとって、少なくとも英語あるいは多言語のパンフレットがあれば、海外からの観光客にとって更に魅力的なものになるはずです。そうした施策をとっていただくことはできないでしょうか。
それから、区内循環バスの利用状況について、資料の参考部分に書かれているイベント開催時における利用実績にあるとおり、イベントと関連した時期には、たとえ無料だとしても、乗客数がかなり増えることが明確です。
区のほかのイベント、さらには、新宿区で行っている音楽やダンスや食べ物などによる国際イベントのようなものをモデルとしたイベントと関連させることで、乗客数を増大し、さらに、すみだの観光客誘致にもよい効果をもたらすという施策を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎産業観光部長(高野祐次君)
まだまだ、郷土文化資料館だけではなくて、区内のいろんな観光客を呼び込む施設なり場所に多言語表記が足りないというのは、ご指摘のとおりだと思います。これもまた我々、重要な課題の一つと考えて、一歩一歩やっているんですが、いかんせん、やる範囲が広いものですから、目に見えて増えたなというように実感していただけないのだろうと思いますので、引き続きその辺については努力をさせていただきたいと思います。
◎新タワー調整担当部長(渡辺茂男君)
循環バスについて、本日の説明資料の中にも、区民祝賀イベント時のバスの利用状況等を記載させていただきました。こういった区民イベント時、そういったことと何かタイアップをすれば、より区内循環バスのPRになるんではないかというようなご提案だと思います。
私どもも、今日もご説明させていただきましたが、あらゆる機会を通じて区内循環バスのPRに努めたいと思っております。ただ、イベントとタイアップして無料というのは、無料にすると乗るけれども、それが結果的には、将来的に見たときに、バスの需要につながるかどうかというところは、いささか疑問の部分もございますので、なるべく、今の井上委員の趣旨も踏まえまして、そういったイベント時に区内循環バスを絡めた何か企画等ができないものかというようなことを、運行事業者とともに検討してまいりたいと思っております。